話し相手
バス停で、私たち夫婦が、口喧嘩というほどでもなく、「あなたは間が抜けてる」「そんなことはない」みたいに言い合ってたら、横から急に80歳くらいのおばあさんが、「いいわねぇ。そうやって話ができる相手がいて」と声をかけてきた。おばあさんいわく、自分はだいぶ前にご主人に先立たれて、そんな話をする相手もいないとか。「ああ、そうなんですか」と当たり障りもなく反応はしたものの、すぐにバスも来たので、長くなりそうな身の上話には付き合わずに終わった。
日々、話し合える相手がいる自分は幸せなのか? とか、話し合う相手がいない人が世の中には増えているのか? とか、これだから「話し相手」になるだけでお年寄りをだますような詐欺師がたくさん出てくるのか、とか、妙にいろいろ考えさせられた。













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